月刊裏ダイバー

本誌連動企画!月刊裏ダイバー
毎月、取材裏話やWEB限定特別企画を公開中~
是非雑誌とWEBを一緒に楽しんで下さい!!

裏ダイバーバックナンバーはこちら
ti-uradiver-contents

2010.12月号

≫表ダイバー(月刊ダイバー本誌)と一緒にご覧下さい!書店、Diver’sStoreにて好評発売中!!


ti-uradiver-content01

豊原功補さんと、タヒチ・ランギロアへ
到着日は陸上撮影で島巡りしました。夕日のきれいなオホツ港にて

豊原功補さんと、タヒチ・ランギロアへ

≫表ダイバーは14〜25ページの「豊原功補 究極のパスに挑む!ランギロア」です。

編集部:坂部多美絵
写真:松島正二、編集部

豊原功補さんと、タヒチ・ランギロアに行ってきました。夢のようなドルフィンダイブの模様は、誌面にて!

問題ランギロアは、タヒチの首都・パペーテから国内線で何時間でしょう?

こちらの裏ダイバー記事は、クイズに正解したかたのみご覧いただけます。
ヒントは本誌15ページにあります。

答え

時間
(半角英数で入力)

btn-totop-bk



ti-uradiver-content02

魚の名前

≫表ダイバーは56〜59ページの「マンタは1種ではなかった!」です。

編集部:岸本多美子

「マンタ」と呼ばれ、ダイバーの間で絶大な人気を誇る「オニイトマキエイ」。それが今夏、一部のメディアで、水族館での展示パネルが「オニイトマキエイ」から「ナンヨウマンタ」に書き換えられたという報道がなされました。「どういういこと??」と驚かれたダイバーの方々も多いと思います。でも、じつはよくよく調べていくと、「オニイトマキエイ」と呼ばれていた種は1種ではなく2種あって、さらに「ナンヨウマンタ」だけではなく、「リーフオニイトマキエイ」という標準和名も同時に提唱されていることがわかりました。

マンタに関する詳しい内容は本誌でたっぷりとご紹介しているので、そちらをぜひご覧いただくとして……

今回の記事の監修をお引き受けいただいた、瀬能宏先生が第8章の執筆をされている『虫の名、貝の名、魚の名』という本を拝読しました。

「標準和名の安定化に向けて」と題された8章は、何気なく使っている名前に潜んでいる「??」「!?」「!!」がたくさんありました。

2007年には「イザリウオ」と呼ばれていた種が、「カエルアンコウ」になったことが記憶に新しいですが、どうして改名が必要だったのか、そうした背景もよくわかってくる1冊ですよ。

ちなみに、魚で一番長い標準和名をご存知ですか?

「ウケグチノホソミオナガノオキナハギ」

なんと17文字!

しかし、昆虫にはもっと長い名前が……

「エンカイザンコゲチャヒロコシイタムクゲキノコムシ」

24文字です!

こんなに長いとせっかく命名されても、使いにくいですよね〜〜〜〜〜(汗)

魚の名前はすでに「決まっているもの」として使っていましたが、背景にまで思考をめぐらせてみるとまた違った一面が見えてきます。

秋の夜長にオススメの1冊です!!

【後日談】
瀬能先生とお話ししていたところ、該当の書籍では、「ウケグチノホソミオナガノオキナハギ」となっていますが、じつは最長の魚の標準和名は「ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ」とのこと。
18文字!!! ただし、日本に分布していない魚種だそうです。

魚の名前
2010年9月に発行された『板鰓類研究会報・第46号』。この1つの雑誌に、ナンヨウマンタとリーフオニイトマキエイという2つの和名が同時に提唱されている

魚の名前
『虫の名、貝の名、魚の名 和名にまつわる話題』は、ダイバー必読の1冊です。ちなみにDiver’s Storeでもお取り扱いしています〜〜

btn-totop-bk



ti-uradiver-content01

「なんか、からだに、よさそうだ」
ナイトロックス用のタンクには、黄色と緑で「NITROX」の文字。タンクそのものは空気用と変わりがありません
「なんか、からだに、よさそうだ」
ナイトロックス用のタンクには、「酸素濃度」の表示が付いています。空気は酸素が約20%。ここにあるタンクのナイトロックスは約「32%」
「なんか、からだに、よさそうだ」
器材をセットする前に、酸素の濃度を測定。空気ダイビングにはない手順ですね。講習で詳しく教えてくれます
「なんか、からだに、よさそうだ」
ナイトロックスで潜る私メ。ナイトロックスを使ったからではなく、久々に被写体になったのでややキンチョウ気味
「なんか、からだに、よさそうだ」
空気ダイビングで1本潜った後のナイトロックス潜水中の表示。最大水深21.4m、潜水時間33分。水深14.5mまで浮上したところです。ナイトロックスでは残りの無減圧潜水可能時間86分ですが、空気では21分。予想以上の数字の違いに水中でびっくり、でした

「なんか、からだに、よさそうだ」

≫表ダイバーは126〜133ページ「ナイトロックス最新事情」です。

編集部:渡井久美

「これからは、ナイトロックスでしょう」
「中高年は、とくに使ったほうがいいですよ」
最近あちこちで聞くそんな言葉につられて、私メもトライしました、ナイトロックス!

感想はというと……、「水中での違いはわからん」でした。
ニオイがあるわけではない、味がついているわけもない、フツーに潜ってフツーに呼吸しているぶんには、違いはとくに感じない……。 
というと、メリットがないようですが、そうじゃないんですねぇ。からだにやさしいことに、気がつかないだけなんです。

じつは今回、空気で潜ったときとどう違うのかチェックすべく、ダイブコンピュータを2つ付けて潜りました。
1台は空気用、もう1台は32%のナイトロックス用。
スタート時の表示はもちろん変わりません。
潜降してしばらくはほとんど違いなし。
それが、10分経ち15分経ち、水深も10m、15m、20mと深くなると、残りの減圧停止不要潜水時間の数字の違いが、どんどん大きくなってくる!
ナイトロックスを使うと、空気でのダイビングに比べて、それだけからだの中に溶け込む窒素が少ない、つまり同じ潜り方なら減圧症になるリスクが低くなる、ってコトなんです。
目には見えないけれど、この差は大きいです。
エグジット後の飛行機搭乗可能時間もナイトロックスのほうが3時間ほど早くなっていました。

自覚症状としては「変わりなし」。
でも、からだへの影響はあきらかに違います。今すぐに、すべてのダイビングをナイトロックスにするのは難しくても、3本目をナイトロックスにしたり、飛行機に乗る前日はナイトロックスを使ったり……、いいんじゃないでしょうか。

からだにやさしいのと同じように、もう少しだけお財布にもやさしくあってくれれば、さらに○。
願わくば、1タンクにつきUP 500円で……関係者の皆様、よろしくお願いします!

btn-totop-bk



ti-uradiver-content04

ドライスーツの中は……?

≫表ダイバーは64〜65ページの「ドライインナー実態調査」です。

編集部:町田 晴美

去る10月11日、西伊豆 大瀬崎にて、ドライスーツ実態調査を行って参りました!!合言葉は「ひと肌、脱いでください!」(笑)

ダイビングの合間に陸で休息するダイバーたちにドライスーツを脱いでもらい、どんなドライインナーを着ているのかレポートしちゃおう♪という企画です。

私のお目当ては、ドライインナー☆しかし、この日のコンディションは、気温28度、水温24度……。そもそもドライスーツで潜るダイバーはいるのだろうか。一抹の不安を感じながら、大瀬崎へと車を走らせました。

案の定、大瀬崎は気持ちよく晴れ渡り、日焼けの心配をしてしまうほど。やっぱりウエット日和ですかぁ?? と肩を落としかけたのもつかの間、ドライスーツダイバー発見! 結構いるいるっ!! 私はというと脇目もふらず、ドライスーツダイバーにまっしぐら。

海から上がってほっと一息のダイバー、これから海に入るぞと臨戦態勢のダイバー、講習中のイントラダイバーなどなど、多様なダイバーにドライスーツを脱いでもらいました(笑)

様子は誌面の通り。季節の変わり目だからこそキャッチできた、ダイバーそれぞれの着こなしが見所です♪

突撃リポートにも関わらず、快く取材に応じてくださった心やさしきダイバーの皆さまに感謝です☆そして、ダイバーの皆様、フィールドでお会いしましょう!

ドライスーツの中は……?ドライの中に何着て行こう♪

btn-totop-bk